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2章「RaQ2の管理」


 管理者セクション

  サーバ管理(Server Management)スクリーンの管理者セクションでは、ユーザー名、パスワード、および緊急用電子メールアドレス(サービスにエラーが発生したときにメールが送られる)を含む、サーバ管理者に関する情報を入力します。パスワードは2度入力する必要があります。管理者情報をすべて入力し終わったら、Save Changesをクリックしてください。

警告:パスワードは絶対に忘れないでください.パスワードを忘れると、パスワードのリセットを行う必要があります。別途費用が発生します。


サーバ管理者パスワードの変更

  サーバ管理(Server Management)スクリーンで、Administratorをクリックして、管理者のパスワードを変更することができます。


 コントロール・パネル・セクション

  サーバ管理(Server Management)スクリーンのコントロール・パネル・セクションによってサービス、ネットワークおよび時間設定をセットすることができます。

注意:各項目のヘルプを参照したいときは、フィールドに隣接しているアシストアイコン(?)をクリックしてください。


サービス

  RaQ2のサービスの設定をおこなうには、サーバ管理(Server Management)スクリーンに行き、Control Panelをクリックし、次に、スクリーンの一番上のServiceボタンをクリックします。サービス・セッティング(Service Settings)テーブル(ウェブ・サーバ以外の)中でリストされたサービスのチェックボックスをクリックしてください。サービス内容の詳細は、下記のセクションで説明します。

注意:ユーザーのRaQ2サービスの利用方法は5章を参照してください。


ウェブ・サーバ

このサービスは常にオンです。5章に記述されるように、ユーザーがウェブコンテンツにアクセスすることを可能にします。

電子メールサーバ

各サイトで電子メールが利用できます。デフォルトでは、各ユーザに、電子メールアカウントを発行することができます.

電子メール用パラメーターのクリックにより電子メールパラメーターをセットすることができます。どのメールを受け取るかを指定することができます。また特定のサイトからのメールのブロックや、受け取る電子メールのファイルサイズの制限を設定することができます。

重要:電子メールを受け取るためには、ネットワークかシステム管理者がセット・アップウイザード(Setup Wizard)の中で指定したRaQ2ホスト名を DNSサーバに設定する必要があります。上述の"Network"に、DNS serverのIPアドレスが、RaQ2ネットワーク・セッティング(サーバ管理(Server Management)スクリーンのコントロール・パネル・セクション中の)に入力されていなければ、SMTPは動作しません。


以下の電子メールパラメーターを設定することができます:

[ 最大の電子メールメッセージサイズ ]
受信する電子メールメッセージのサイズを制限することは重要なことです。ディスクスペースに余裕がない場合には、利用可能なディスク・スペースを超過するメッセージを受け取ります。メッセージは送信者に「配送不能」と返信されます。

[ リレーEメール ]
電子メールメッセージを中継したいサイトのIPアドレス、ドメインネーム、hostnamesをすべて入力してください。例えば、RaQ2にabc.comがあり、xyz.comからRaQ2のSMTPサーバを使用したい場合には、xyz.comを入力してください。

[ 電子メールの受理 ]
電子メールを受け取りたいサイトのIPアドレスかドメインネームをすべて入力してください。ここに入力されたドメインだけが電子メールを受け取ることができます。例えば、
who@domain.comへの電子メールアドレスを受信したければ、domain.comをこのフィールドに加えてください.

[ 電子メールのブロック ]
メールを受けたくない送信元のサイトドメインかIPアドレスを入力してください.これらのアドレスからあなたにメッセージを送ろうとしても、代わりのエラー・メッセージを受け取ることになります。

[ ファイル転送プロトコル(FTP)サーバ ]
ユーザがファイル転送プロトコル(FTP)を使用して、RaQ2の上のファイルをアップロード、ダウンロードすることができます。ユーザは、FTPクライアント・ソフトウエアを使用してファイルを転送することができます。

[ Telnetサーバ ]
Telnetアクセスは利用可能ですが、UNIXオペレーティング・システムが理解できている人にのみ使用されるべきです。システム設定ファイルをまちがって修正すれば、RaQ2の実行に悪影響を及ぼします。

注意:サービス・メニュー中でtelnetサービスを禁止すると、shellアクセスを許可されていたユーザーもすべて、telnetアクセスが禁止されます.

[ シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP) ]
サービス・セッティング(Service Settings)テーブル中でこのオプションをONに設定したならば、Parameterをクリックして、SNMPエージェントに読出専用、読み書きアクセスができるSNMPコミュニティーを指定することができます。デフォルトの読み取りアクセス・コミュニティーは”public”です。

[ レガートファイル・バックアップ ]
RaQ2はレガート社のNetWorker クライアント・ソフトウエアをサポートしています。詳しくはhttp://www.legatosystems.co.jp/ をご覧ください。

[ ドメインネーム・サービス(DNS)サーバ ]
ドメイン名は、会社やサーバ名を含む階層および.comまたは.jpのような国コードで形成されます。CobaltNetWorks,inc.はdns.cobaltnet.com、や www.cobaltnet.com、のサーバを使用するためにドメインネームcobaltnet.comを登録しています。dnsとwwwは異なるホストです。

DNSサーバを設定するには:

  1:管理者サイト(Administrator Site)上のコントロール・パネル・ボタンをクリックします。

2:スクリーンの一番上のサービス・ボタンをクリックします。

3:Domain Name Service(DNS)サーバのチェックボックスをクリックします。

4:その後、テーブルのDNSの隣のパラメーターをクリックすることによりオプションのDNSサービスの設定をすることができます。


[ プライマリDNSの設定 ]
プライマリDNSは、コンピューター名とそれらのIPアドレスを関連つけます。

プライマリDNSを設定するには下記のステップに従ってください:

  1:管理者サイト(Administrator Site)上のコントロール・パネル・ボタンをクリックします。

2:スクリーンの一番上のサービス・ボタンをクリックします。

3:Domain Name Service(DNS)サーバのチェックボックスをクリックします。

4:テーブル中のDNSの隣にあるパラメーターをクリックします。

5:addrecordプルダウンメニューから、ForwardLookupを選びます。

6:設定したいホスト名/ドメインネームを入力し、そのIPアドレスを入力します。

7:hostname/IPアドレスを両方向で参照することができるように、逆引き(Automatic Reverse Lookup Generation)を設定することができます。

8:Update Listをクリックします。


[ 逆引き設定 ]
DNSサーバは、IPアドレスからコンピューター名を参照できるのと同様にコンピューター名からIPアドレスを参照することができるように設定。

逆引きの指定:

  1:管理者サイト(Administrator Site)上のコントロール・パネル・ボタンをクリックします。

2:スクリーンの一番上のサービス・ボタンをクリックします。

3:テーブル中のDNSの隣りにある、パラメーターをクリックします。addrecordプルダウンメニューから、Reverse Lookupを選びます。

4:設定したいホスト名/ドメインネームを入力し、そのIPアドレス/ネットワークマスク(Network Mask)に入力します。

5:Update Listをクリックします。


[ メール・サーバの指定 ]
メールサーバを指定するためにプルダウンメニューから、mail exchange serverを選びます。その後、Update ListをクリックしてDNSサーバを更新してください。

[ ネーム・サーバレコードの追加 ]
ドメイン登録機関によってはセカンダリネームサーバを要求します。

ネーム・サーバ・レコードを追加するには:

  1:管理者サイト(Administrator Site)上のコントロール・パネル・ボタンをクリックします。

2:スクリーンの一番上のサービス・ボタンをクリックします。

3:テーブル中のDNSの隣りにある、パラメーターをクリックします。

4:addrecordプルダウンメニューから、Secondary Nameserverを選びます。

5:プライマリDNSおよびセカンダリDNSのhostnameのドメインネームを入力します。

6:プライマリDNSおよびセカンダリDNSのhostnameのドメインネームを入力します。

7:Update Listをクリックします。


[ セカンダリDNSの設定 ]
DNSサービスは非常用のDNSサービスを提供するために設定します。プライマリDNSサーバがダウンした場合、コンピューターはセカンダリDNSサーバを使用します。

セカンダリDNSの設定は下記のステップに従ってください:

  1:管理者サイト(Administrator Site)上のコントロール・パネル・ボタンをクリックします。

2:スクリーンの一番上のサービス・ボタンをクリックします。

3:テーブル中のDNSの隣りにある、パラメーターをクリックします。

4:addrecordプルダウンメニューから、Secondary Forward Domainを選びます。

5:設定したいセカンダリドメインネーム、および対応するプライマリDNSサーバのIPアドレスを入力します。

DNSに関するすべての設定が終わったら、Save Changes to DNS Serverをクリックし、DNSサーバへの変更を保存します。


ネットワーク

  ネットワーク設定情報を入力するや変更するためにコントロール・パネル・セクションの一番上のネットワーク・ボタンをクリックしてください。

これらの設定のよりRaQ2をネットワークにつなぐことができるようにします。

IPアドレスを変更した場合、システムはリブートされます。


タイム

  正確な時間および日付、および時間帯を入力するために、コントロール・パネル・セクションの一番上のタイムボタンをクリックしてください。さらにRaQ2が毎晩その内部クロックをシンクロさせるNTPサーバ名を指定することができます。



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